ビートのエンジンを分解する!?

エンジン分解はラジコンのエンジンを分解した事がある位で実際の車はやった事がありませんが、挑戦してみました。
このエンジンはデスビトラブルか何かで一度バルブヒットしているらしいと言う事でした。
前のオーナは修理代が大きくなるという事で手放した物でしたので、分解して様子を見てみる事にしたわけです。

1.とりあえずエンジンをおろした時の状態です。この状態で見るとかなり難しそうに感じますが・・・実際にやってみると意外とシンプルです。 2.インマニ側を撤去しました。特に難しい事もなくネジも固着?というほど堅くも有りませんでした。ハーネスや冷却水パイプ等が付いているので取り外します。インマニ部一式を取り外しただけでこれだけシンプルになります。 3.ミッションを取り外しました。重くて邪魔なので早急に外した方が作業がやりやすいです。ボルト5〜6本で付いていますが、位置決め用のピンが付いているので簡単に取れません。プラハンマ等で軽く叩いてやるとパリって音と共に簡単に取り外す事ができました。
4.発電機を取り外し、ミッション側から見た様子です。ミッションが無いだけでかなり小さくなりました。 5.よく壊れるデスビですが、私のは対策品だったようです。対策品でも駄目らいいですが・・・とりあえずスムーズに回転するので状態は良いようです。 6.タイミングベルトを取り外します。死点合わせをしてから取り外し作業に入らないとピストンがバルブに当たってしまうので注意です。フライホイールが動かないように固定してクランクシャフト(ベルト側)に付いているボルトを取り外します。かなり堅いので気合を入れないと取れませんでした。
6−1.シリンダヘッド側の死点合わせ
写真ではよくわかりませんが、プーリにUPと刻印してあるのでそれを上にして左右に印が付いています。それをシリンダヘッドの上面と水平になるようにセットするようです。
6−2.フライホイール側の死点
白と赤の溝がありますが、白い方(長)をエンジン本体側の三角印に合わせます。
7.シリンダヘッドを取り外します
8本全部取らないと取れないのですが、取り外す順番があります。外側から対角線上に一気に緩めずに少しづつ取り外します。1本を一気に取ってしまうと他のネジが取れなくなったり痛めたりするので注意が必要(経験あり)
8.シリンダヘッド燃焼室側を見てみました
それらしい損傷はみられませんし開閉も正常のようです。
9.ヘッドカバー
かなり腐食していたので、灯油とスチールウールを使用して磨きました。通な人はメッキ加工したり、赤く塗ったりするようですが、とりあえずノーマルのままで(笑)
10.オイルパンを取り外しました
オイルパンはホンダロゴが入っているフタを取り外さないと取れません。ネジ15本位付いていたかもしれません。液体ガスケットが塗布してあるのでプラハンマ等で軽く叩いてやると簡単に取り外す事が出来ました。
11.クランクシャフトカバー取り外し
ネジ6本位で付いてたと思います。固着はしていませんがかなり堅いので慎重に取り外していきます。やはりここも外側から対角線上に少しづつ緩めていきます。
12.クランクシャフト取り外し
コンロッドが固定されているのでコンロッドのネジを緩めて取り外します。このときコンロッドでクランクシャフト面に傷をつけないように慎重な作業が要求されます。私はコンロッドがわのネジにビニールテープを巻いておきました。
12−1.忘れ物
クランクシャフトを取り外す前にオイルポンプや固定用の軸受けを取り外す必要があります。ネジ5本位で止まっていたハズなので取り外して、プラハンマ等で軽く叩いてやれば簡単に取れます
13.ピストン取り外し
シリンダブロックに傷を付けないようにピストンを取り外します。シリンダヘッドの方から取り外しますが、燃焼室にカーボンが付着しているので引っかかってしまい取り外せませんので、ケミカル等を使用してカーボンを除去してから取り外します。
14.シリンダブロック
燃焼室の一番上の方はやはり変形しています。そう大きな段差でもありませんが、ここまで分解してしまったのでボーリングに出す事にしました
15.ボーリングから帰ってきた
綺麗に削られて帰って来ました。削ってしまった分オーバーサイズピストンに変更になります。ピストン+ピストンピン+ピストンリング+工賃で約44000円。道具が無いので出来ない作業です。
16.バルブ取り外し
ステムシール交換とバルブ状態確認の為取り外す事に。バルブスプリングコンプレッサなる道具を使うと簡単に取り外す事が出来るようですが、有りませんので体重かけて取り外しました。慣れれば簡単に取れます。ステムシールは破壊覚悟でペンチを使用して取り外しました。スプリング取るより大変だったような気がします。